広島県広島市安佐北区可部町大字南原
Road Map :R54から県道253号線に入り、龍頭ケ原園地に向かう。
Route Map:龍頭ケ原園地の車止めから遊歩道を歩き、加賀津の滝から
は右岸の登山道で登り、下りは左岸の登山道で下山する。
『日本の滝百選』 ハイキングが出来て2つの滝が見れて面白いコースであった。
滝ペディアのHPから
加賀津の滝は南原峡に懸かる段瀑で落差23mを大きく三段となって
落ちる段瀑である。 周辺は「南原峡県立自然公園」として整備されて
おり「龍頭ケ原園地」の広場から堂床山(860m)に続く登山道は非常
に歩きやすい遊歩道となっており、そこを600m程度歩いた場所に懸
かる。 この滝の上流300m程度の場所には石采の滝が懸かる。
石采の滝は南原峡に懸かる落差15mの斜瀑である。
この滝の上流700m程度の場所に明神ダムがあるため水質は望めない。
加賀津の滝、石采の滝
2つの滝共に同じ水源なので同じ水量であったが、もう少し水量の欲しい所であった。 上流の明神ダムが水源の割には沢水が綺麗だったのは評価出来る。
加賀津の滝 (落差23m)
龍頭ヶ原園地の駐車場までの県道253号線は舗装された走り易い道だった。
南原峡
かがつのたき/いしうねのたき
滝見散策時間:1時間04分
マイナーな滝は遊歩道の入口を見付けるのに苦労するものであるが、加賀津の滝、石采の滝はカーナビに出て来る2つのダム湖に挟まれている為、簡単に遊歩道入口に到達することが出来た。
石采の滝 (落差15m)
9時34分に車止めを越えて遊歩道に入る。
遊歩道は車でも走れる程の道幅があった。
県道253号線を南原ダム湖を通り過ぎてしばらく走ると龍頭ヶ原園地の駐車場に着く。 ここには大きなトイレもあり。 先行車が3台来ていたが、既に山歩きに入っていると思われた。
広いフラットな遊歩道が長く続いた。 平行して流れている沢水は明神ダム湖からのものらしいが、ダム湖からの流水にしては随分と綺麗であった。
遊歩道を少し歩くと ”西冠山、冠山”への分岐となった。
滝への道標は無かったが ”堂床山”方向と同じだと思った。
10分程で遊歩道は終わり、渡渉地点となるが、飛び石が整備されていたので靴を濡らすことはなかった。
この直ぐ右側には ”加賀津の滝”が流れ落ちていたが、残念なことに薄曇りとなってしまった。
総落差23mの3段瀑である ”加賀津の滝”に着く。
薄曇りの空と水量が少し少ないのが惜しまれた。
感動することはなかったが、流れに変化がり好みの滝であった。
運動不足の身には堪える。
渡渉地点から始まる長い階段道。
これが ”加賀津の滝”の高巻きになっているのだ。
長い階段を消化して滝口と同じ高さになると、滝口を見たくなり、
滝口の方向へ進んで見る。 不明瞭な踏み跡はあった。
滝口ではなく、滝壺が少し見える地点に到達したが、
怖いのでこれ以上の無理をしないで引返す。
予備知識のまったくない ”堂床山”の分岐に着く。
登山道に戻り、デンジャラスな道を進んで行く。
更に右岸へ渡渉する。 水量が少なく共に問題無し。
簡単な渡渉をして左岸に渡る。
途中で寄り道もあったが33分で落差15mの分岐瀑である ”石采の滝”に着く。
上流の ”明神ダム湖”を水源としているので水量を絞られているのか寂しい感じがする。
この滝で引返すべきであったが、上流に何があるのか気になった。
岩壁の登り途中で ”石采の滝”の横顔を見る。
水量がすくないので薄ぺっらい横顔だった。
滝の右側から登れそうだったのでトライしてみる。
いつもの登れるけれど、下れるのか?は考えないことにした。
更に上流まで滑滝が続いていた。
”石采の滝”の滝口まで登ると滑滝が広がっていた。
滝口付近が傾斜があり、危険そうで近寄れなかった。
岩壁の下りを心配していたが、有りがちな登山道が滝口まで伸びていた。
左岸の登山道からは滑滝の全容が見えた。
左岸の登山道を下って行っていると訳の判らない標識があった。
標識のある地点は崖っぷちであり、補助ロープは途中で終わっていた。何の為にここから下りろの意味が判らない。 危険なだけだ!
昨日今日の落石で無いのは明らかであるが、こんな物が落ちて来るのだ。
右岸の登山道からは見えなかった大きな渕も見られた。
樹林越しではあるが、右岸からは見ることが出来なかった
”加賀津の滝”の滝口を見ることが出来た。
下に降りることが困難で不完全ではあるが ”加賀津の滝”の全容も見ることが出来た。
ここまで穏やかだった左岸の登山道であったが、遊歩道に下りる最後は
補助ロープが張られていた崖下りとなった。
'19年の広島遠征(4回目)